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大阪府女医会 会長挨拶

一般社団法人 大阪府女医会長就任ご挨拶

会長 樋口 洋子

令和2年6月、新型コロナウイルス感染症拡大で世界中が戦々恐々としている中、大阪府女医会会長職を杉本睦子先生より引き継がせていただきました。杉本先生、西嶋先生、丸山先生、川田先生…と諸先輩の先生方が立派に育ててこられた由緒・伝統のある大阪府女医会は創立74年目を迎えようとしていますが、急におこってきたCOVID-19に日本のみならず世界中が右往左往している不安定な世の中での女医会の存続意義を考えると、大きな命題を前にして、その重責に身の引き締まる思いがいたします。

今まで作り上げてきた日常がすべてといっていいほど変貌、変革を遂げています。これは地球の自浄作用なのではないか?今までの人類の行動に対しての警鐘ではないのか?と危惧しています。あまりにも人類は自然に対する畏敬の念を忘れ、身勝手に発展してきました。 地球そのものの正しい発展、ホメオスタシス維持のためにはCOVID-19以前にも多くの事態が起きてきたことに対し立ち向かわなければならないのですが、真摯に受け入れることが必要なのではないか、と考えています。進化、発展することが悪いことではなく、そのスピードと自然を忘れた変化のし過ぎに地球としてのバランスを崩しているかに見えてしまいます。今までの生活様式の反省を踏まえ新しい社会形態、生活様式を作り上げていかないといけない時が、今、到来しているのです。女医会のみならず団体での活動の制限がある中でいかに連携をとって社会貢献できるか?大きな命題です。

女医会に新しい力としてお若い先生方を理事として迎えております。女性ならではの目線、立場を活かして「高齢者から大人、子供全ての女性と子育てへの支援」を基本テーマとしつつ、今、みんなが考えないといけない「新しい女医会の実際の在り方」を女医会の会員皆様と手を取り合って、手探りしながら一歩ずつ前進していきたいと考えております。 どうぞ皆様のご協力よろしくお願い申し上げます。

一般社団法人 大阪府女医会 会長 樋口 洋子

2009-2013 Osaka Medical Women’s Association.